解決事例：日本人幹部 パタヤ調査

幹部の素行が怪しいとご相談されてきたのは、パタヤのとある日系企業の社長様でした。観光客をターゲットとしたビジネスを行っている企業ですが、顧客との契約が持続せず、幹部が顧客を横流しているのではないかという疑惑を持たれていました。

顧客の横流し行為は、タイでも頻繁に発生するトラブルのひとつです。真相を探るべく、この幹部の素行を調査しました。

顧客の横流しが行われる場合、勤務時間外で顧客と面会が行われることが多いです。その際、「内緒にしてくれればもっと安くて待遇のいいところがある」といった謳い文句を使います。

そして、横流しをし、成約に至れば対象の企業から報酬を受け取ることが出来るといった仕組みが多いです。勤務時間外の会社の帰社後や休日などを張り込むと、ある日、パタヤの市街地のレストランで商談とみられる行為が行われました。

スタッフも顧客を装いレストランに入店。そしてそこで行われていた話は、やはり予想していた横流し行為だったのです。

今回はこの裏商談をボイスレコーダーに録音し、その様子なども写真や映像などに収め、依頼者様に提出しました。その後、弊社が紹介した弁護士のもと、この幹部を相手取った民事裁判がタイ現地で行われました。

証拠は十分だった為会社側の勝訴となり、このスタッフに対しての損失分の損害賠償金を請求することが出来ました。「トラストジャパンさんに相談しておいてよかった」と、後から感謝のお言葉も頂きました。